真面目な人がマジメを辞めるのはもったいない
真面目の可能性
真面目にやっているのに評価されない。
残念な人と言われる。
そんなことありませんか?
いろいろストレスが溜まってくると、真面目にやってるのがバカバカしくなります。そうして、ある日突然、真面目にやることを放棄してしまいます。
結論から言えば、真面目な人がマジメを手放してしまうのはもったいないです。
今回はその理由を40秒で分かる文量で簡単に解説します。
結論から言えば、全てを真面目にやることを辞めるのです。
真面目にできることは素晴らしい才能であり能力
毎日、遅刻しないで仕事や学校に通勤、通学する。
そして、遅れそうなら連絡を入れる。
こうした事がきちんと行えることは、とても能力が高いことです。
私の研究の分野では、コミュニケーションを取って、チームで実験を行うことが多々あります。
体調が悪かったり、介護や育児、闘病などで休むことは必要なことです。
問題はそれをちゃんと連絡することです。
連絡がないと、その人が来るのを待ったり、実験を延期、もしくは不十分な人員数で強行することになります。
真面目とは色々定義があると思いますが、求められている事をしっかりと行えることは貴重な能力です。
確かに火事場の馬鹿力のように、短い期間に爆発的な力を発揮することを必要とする仕事もあると思います。
しかし、毎日コツコツ、私が行っている研究のように、地道な作業の積み重ねという仕事は必ずあります。
これは私自身の経験とコツなのですが、真面目にコツコツやる秘策はプライドと習慣です。
自分自身は真面目にやることができる。
だから、今回も真面目にやる、やれる。
このプライドは過度になると呪いになります。
しかし、良い使い方をすれば祝福になります。
つらいことを、地味なことをコツコツ続けるのって、最後の方は意地や根性みたいな精神論になるからです。
そして、習慣というのはさらに強いです。
精神だけでなく、身体も思考も順応、最適化するからです。
毎朝、起きる習慣があれば遅刻をする回数が減ります。
何かしらの理由があってもなくても、遅刻した時にちゃんと報告、説明、謝る習慣があれば人間関係も業務も格段に回るようになります。
ですが、プライドも習慣も一度傷付いてしまうと、戻すのが大変ですし、逆に作用してしまう場合があります。
ずっと無遅刻無欠席だったのに、一度無断欠席をしたことでたがが外れたように欠席をして退学してしまう。
そんな大学生はチラチラ見かけます。
私自身、綺麗に書いていた実験ノートを忙しいから、という理由で何度か乱雑に書いてしまい、綺麗に書くモチベーションがもの凄く落ちたことがありました。
綺麗に書いていたノートが途中から汚くなって、それをまた綺麗に戻すってなんか気後れしませんか? そんな感じです。
自分自身の頑張りたいことを真面目にやる
そうはいっても、全てを真面目にやることはできません。
真面目にやってしんどくなる人の共通点は、全てを真面目にやろうとすることです。
そして破綻します。
私はそのパターンでした。
仕事と複数の介護を完璧にこなそうとして潰れました。
ですが先ほど書いたとおり、真面目にできるプライドと習慣が失われてしまうと、真面目な人の大きな能力、培ってきたスキルが失われてしまいます。
なので、大事なのは、全てに真面目になるのではなく、あなた自身が望む分野にのみ真面目になるのです。
選択と集中、と言い換えることもできます。
忘れないでください。時間と私たちの体力、知力、集中力は限られているから、全てを真面目にやることは不可能です。
ですが、真面目は貴重なスキルで強い能力であり、個性です。
一日二日で身につく個性ではありません。
なので、あなた自身の真面目、という貴重なスキルを大事にして、あなた自身が望む、一番大事な分野にその真面目を発揮してください。